ネット通販「アマゾン フレッシュ」が日本で始まる?価格は安い?
アメリカのアマゾンで2007年より始まった「アマゾンフレッシュ」。生鮮食料品のネット通販でいわゆるネットスーパーだ。
このたび日本のアマゾンはこのアマゾンフレッシュの展開を検討しているとのことで、すでに国内の食料品スーパーやメーカーと話し合いがすすめられており、関東などの地域から始めていくよう検討している様子である。
もしこの「アマゾンフレッシュ」が始まった場合の特徴と結局日本での価格は安くなるのか?を検証したいと思います。
まずはどのようなメリットとデメリットがあることになりそうなのか検証します。
メリット
①時間・・・スーパーに行くまでの時間の節約、買い物で使う時間の節約
②労力・・・買った商品を玄関先まで配達してくれる、重い荷物を運ぶ手間を省く
③お金・・・スーパーまでのガソリン代の節約
現在考えられているだけでもこれだけのメリットがあり、非常に便利になりそうです。
アマゾンから購入する日本人は日々増加しており、今や家電品などはアマゾンが日本の家電量販店より安く、アマゾンで購入する人が大半を占めるようになりました。
デメリット
①個人情報登録の手間
②年会費
③生産地の問題
一方デメリットとしては、まず「個人情報登録の手間」があります。
ただしこれに関しては、あくまで今後の予想ですが、アマゾンのアカウントをそのまま使用できる可能性もあり、そうなってしまえばアマゾンのアカウントさえ持っておけば再度登録するということはなくなりそうです。
「年会費」ですが、アメリカのアマゾンでは年会費が299ドル、1ドル120円計算で約36000円もの年会費がかかってしまいます。
これは生鮮食品のみしか購入しない人にとっては非常に高くネックになりそうです。これが日本ではいかに安い年会費になるかが今後の鍵でもありそうです。
また「生産地の問題」ですが、日本は最近マクドナルドの例を見ても分かる通り、食品の衛生問題で顧客離れしてしまうと再度顧客を取り戻すのが難しいのが現状です。
これを踏まえても、やはり「国産品」を扱うようにしないと利用者を増加させるのは難しいというところではないかと思われます。
結局アマゾンフレッシュは安い?
結局アマゾンフレッシュは安いのか?ということになりますが、上記のことを踏まえてあくまで個人的見解にはなりますが、商品価格自体は大手のスーパーよりも安くなる傾向になるかとは思います。
ただし上記に書いた通り、年会費が莫大にかかる可能性もあり、年に数回しか利用しないなどであれば間違いなく近隣の一番安いスーパーで買うのがいいでしょう。
アメリカのアマゾンフレッシュは、アメリカの大手のスーパー「ウォルマート」より商品価格が安いとも言われています。
またアマゾンの重役によると、アマゾンフレッシュを利用した人のリピート率は非常に高く、一度リピーターになるとそれに伴い一人当たりの購入単価や購入点数も増える傾向にあるといいます。
基本的にアマゾンは生鮮食品部門で儲けようとは思ってはいなく、生鮮食品を購入してくれる人がアマゾンで商品を買うことに定着してもらい、生鮮食品以外のありとあらゆる商品をアマゾンで購入してもらうのが狙いのようです。
いずれにせよ日本でアマゾンフレッシュが成功するには、もちろん生鮮食品の安さもありますが、年会費と生産地をどうするか?がキーになりそうです。